go 55 go

備忘録;母の役割もそろそろ終盤。55歳になるこれからの毎日のできごとを記録しておこうと思う。

2024-1-12 映画「怪物」

「怪物」というタイトルに惹かれた、新しい目の映画を観ました。



ネタバレなしの感想は、育児も学校も職場も人間関係も問題なく過ごせる方が稀なんだろうな、です。


1番共感するのは安藤さんの位置だけど、自分だったらどうしてるかなと考えました。どの立場にも共感するんだから不思議だけど。


安藤さん、永山さん、田中さん、みんな大好きな俳優さんで、やるせない気持ちが残る映画でした。


視野を広く、柔軟に考える、考えられることは、すごく大事だなと思いました。


エンドロールの坂本龍一さん作曲のピアノ曲がとても素敵でした。



Aqua(Instrumental)




以下もーちょっと感想、ネタバレ含むかも。




進行は、同じ出来事を関係者それぞれの視点で順番になぞるというもの。


お母さん視点には共感しかない。けど、全体を通して考えると、落ち着け!って言いたくなる「考えなし」な人物像に思えてしまう。母親は視野が狭いと思う人には、その印象を強めるかもと思った。


担任視点、にも実はとても共感したんだなー。そのようにしかできひん、他にどうしろっちうの?どの場面も先生として普通の対応だと思うんだけど、それが全く別の、悪者に仕立て上げられてしまうの怖いよね。


校長視点、が1番不明かな。校長という立場と祖母の情と罪悪感と教師の思いと、そうか、この1人に3つの役割?気持ち?があるから複雑になってしまうのかもな。


子供たち視点は、1番大変なのは子供なんだ!と言いたげ。
子供時代のできごとはもしかすると、成長発達段階的に、物事を鮮明に?理解する能力も成長段階だから?だから残酷な環境も生き抜けるのかもしれないな、とか思った。
だからこの少年たちのように繊細な子供たちは、夢の?世界に逃げ込みたくなるのかもしれないし、それでなければ自分を守るために残酷な?ことをするしかないのかもしれない。


年齢的には十分成長しきった人でも、まだまだ子供たちと同じような思考の方も多いけどね。




印象に残ったセリフ


「ご意見は真摯に受け止め今後はより一層適切な指導を心がけてまいります。どうかご理解ください。」