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備忘録;母の役割もそろそろ終盤。55歳になるこれからの毎日のできごとを記録しておこうと思う。

2024-2-21 大河ドラマ「どうする家康」

嵐の5人が大好きで、グループとしての活動休止後も、それぞれの活躍に注目しています。


潤くんが主役の「どうする家康」も観ない選択はありません。季節のドラマを観つつ、並行してゆっくり楽しみに観ました。



徳川家康といえば「たぬき」な印象で、最近のイメージは信長協奏曲の濱田岳さん。
信長協奏曲の劇中では、家康は、「おなごおなご」と女性を大勢はべらせる、軽薄そうで頼りなげな、でも憎めないお茶目なキャラクターでした。


すらっとした潤くんにはなんとなく似つかわしくないと思えましたが、貫禄の出てくるお年頃になるにつれ、お顔のメイクも体格もそれらしく、たるみ気味の?ぽっちゃりした?丸みを帯びたでも不自然ではないお姿になって、さすがNHKの?最近の?演出!と感心しきりでした。


潤くんの表現は、青年の頃は無邪気な浅薄な様子がよく現れていたと思うし、成熟した頃には勢いのある、熟年の頃はどっしりと頼もしい、晩年の狡猾な表情も、とても良かったと思います。浅薄も勢いもどっしりも狡猾もありつつの元々の凛とした潤くんさがあって、がんばって役作りされたんだなと思いました。


岡田さんの信長はまさにというハマり具合だったと思うし、阿部さんの信玄も郷敦くんの勝頼も終始シリアスで素敵。石川数正酒井忠次は役が良すぎで、松重さんに南森さんますます好きになっちゃいました。
有村さんの瀬名、北川さんは市と茶々の2役、松本さんの阿茶と、ずっと観ていたいきれいで大好きな女優さん。
山田さんの忠勝に杉野さんの榊原、板垣くんの井伊直政などなど、潤くんだけでなく、若い俳優さんたちがたくさんキャスティングされていたことも、いつまでも楽しく興味深く観られた理由かもしれません。


この「どうする家康」はタイトルの通り、家康の選択、岐路を、窮地として描いた脚本になっているように思いました。頼りない青年の当主を鼓舞する家臣との結びつきから、頼もしい当主の決断を支える家臣の忠誠、取り巻いて入り乱れる思慕の念とか、興味深い展開でもう1回通して観直したくなるドラマでした。


「おもしろいと思ってもそう言わない方が良い」なんていう書き込みもあるような、レビューは酷評ばかりだから、「もう1回観返したいと思える好きなドラマ」なんて言うのは、何も知らない頭悪い人認定なんだろうな。


私がまた観たいと思う理由のひとつは、観終わった時に理解しきれていなかった部分を補強したいということです。
「どうする家康」については、瀬名が死ぬことになるまでの経緯の部分。
最近CMで彼女を観るたびなぜか悲しい気持ちになるのは、あの死の場面に紐づいているからだと気づきました。


高評価の基準は、「共感」にあるのではないかと思えています。
視聴中、この「どうする家康」の脚本が、史実に忠実かどうかはとても気になることだったし、都度何度も検索しました。
それとは別に、なんて言うかな、歴史で習った昔の偉人ということではなくて、うれしかったり悲しかったり迷ったり怖れたり、人の心の移り変わりとか営みとかは、時代や立場が変わっても相通じるものがあるのだなと、そういう部分が単純に良いと思えるのだと思います。



歴史にまつわるお話は大好きです。


興味を持ち始めたきっかけは漫画です。
日出処の天子と天上の虹、あと王家の紋章は姉が好きで集めたものをこっそり読んで、私もまんまと大好きになりました。
あさきゆめみしはいまひとつ入り込めなかったけど。
近頃では、るろうに剣心とか銀魂とか、よしながさんの大奥とか、そういうものも楽しく読んだりします。


ドラマの影響も大きいと思います。
昔、年末の特番だったかで観た「赤穂浪士」とか「白虎隊」はビデオに録画して何度も観て何度も大泣きした記憶です。
大沢さんのJINも小栗さんの信長協奏曲も大好き。亀梨くんの大奥は楽しみに観ているし、よしながさんの大奥はニノの映画も観ました。
大河ドラマでは、滝沢さんの義経に、唐沢さんの利家とまつ、香取さんの新撰組も、福山さんの龍馬伝も、鈴木さんの西郷どんも、記憶に新しく楽しく観ていました。


あとは、本も少し読んだり。
司馬作品は、燃えよ剣が大好き!
勝海舟の本は、字が小さすぎて放置積読本になっちゃっていますけど、どんな人だったのか知りたい偉人のひとりです。
偉人伝ではなくて、歴史解釈の本も好きです。まゆつばな解釈から、そうに違いないと思わされるものまで、視点の違いがおもしろさを倍増させるように思います。



お話だけではなくて、歴史的な場所に行くことも大好きです。行ってみたい知りたい気持ちが尽きません。
このあたりでは、恐竜の化石が発掘されるところや、バッファローの狩りについてのサイトも何度か訪ねて、足元から立ち上るぞくぞくするような興奮をおぼえました。



ドラマの感想からそれてしまいましたか。



酷評されるのが残念な大好きなドラマ「どうする家康」について感想を記録しました。