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備忘録;母の役割もそろそろ終盤。55歳になるこれからの毎日のできごとを記録しておこうと思う。

2023-12-15 覚書;6年生へのプレゼン

数年前に退職しましたが、日系子女に日本語を教える仕事を長年していました。


その関係で、小学6年生が中学部への進級を考える12月に、中学部についての説明を行うことを引き受けています。これで3、4年目になるかな。


うちの子供たちが、それぞれ14、15年間通っていたこと、私自身が保護者と教師の経験があること、教師としては小学部も中学部も指導経験があること、などが重なって、あれもこれも話したくなってしまいます。


それまでのプレゼンでは、情報多すぎ!みたいなことになって要領を得ませんでした。その反省を鑑みて、このたびは必要不可欠なことを簡潔明瞭に、を心がけました。なかなかよくまとまったので、記録しておきたいと思います。






自己紹介
・指導経験など



中学部とは
・生徒がすることは小学部までと同じ。週1の授業に出て宿題をする。
・日本の中学生と同じ教科書を使って学習する。
・宿題も小学部までと同じ。音読、読解問題集、新出漢字練習、作文や調べ学習。
・中学部の先生方より;結果(点数)よりも経過(取り組みの姿勢)を評価したい。



中学部の目標
・日本語に自信を持てるようになる。小学部卒業時の自分より成長がある。
・中学部3年間を全うできる。
・楽しく学習できる。



保護者へ
・年齢的にも成長段階的にも、親を避けたがる頃になるが、親の手助けは必要不可欠。
・特に、読解、作文は手伝っていただきたい。
・生徒は幼稚科から小学部までを経て、通学や宿題に取り組むことが習慣になっている。このまま続ければ良いだけ。
・日本語環境で過ごす時間をなくさない、減らさない、ために良い。
・点数だけで進級を判断しないので、現地校中学、高校とバランスを見ながら、だましだましでも3年間全うを目指していただきたい。



生徒へ
・1番近い教師が親ということを忘れず、教えていただくこと。
・中学部は難しいと思いすぎない。確かに難しくはなるがそれができるようになる、自分の成長がある。






小学6年生のクラスでは、この時私の他にも、現中1生、現中3生、卒業生、現中学生の保護者、校長、からもお話がありました。


質疑応答の時間も設けられていたのですが、現中3の生徒に質問した答えが素晴らしすぎて感激しました。中学部の先生方が目指していることが、目の前に、生徒の実感として現れていることがとてもうれしかったです。


Q;小学部卒業時の自分と、今中学3年生の自分、日本語の力を比べてどうですか?


A;小学卒業時より今の方が成長したと思う。小学卒業時はこのように、人前で日本語を話すことはできなかった。自信がなかった。中学部の授業でたびたび発表の機会があり、弁論大会での発表の経験などを経て、人前で自分の考えを日本語で話すことを必要以上に恐れなくなったと思う。